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なぜクラウドソーシングにこだわるのか?

Photo by: popofatticus

こんにちは、最近文章の書きすぎでライターなのかエンジニアなのか分からなくなってきました。みどりです。

クラウドソーシングという言葉を知っていますか? 

クラウドソーシングは仕事の在り方そのものを変えてしまう、インターネットが登場したのに匹敵するほどの可能性を秘めています。個人的にも強い思い入れがあります。

クラウドソーシングとは何なのか。クラウドソーシングでどんな世界が実現できるのかを紹介したいと思います。

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングは、一言で言うと「インターネット上で受発注、納品、検収、支払いができるサービス」です。

デザイナーさんに会社のロゴを作ってもらう、アプリケーションの開発に強力してもらう、専門性の高い内容について相談に乗ってもらう。といった専門性の高い内容についての発注がインターネット上でできます。データ入力や文字起こしといった単純作業を安価でお願いすることもできます。

発注者にとっては以下のようなメリットがあります。

  • 少ない採用コストで専門性のある人に発注できる
  • 他人の評価が同じ指標で見える、長期の契約を結ぶ必要がないといった理由でリスクが少ない
  • 海外のリソースを活用できる 

受注者にとっては

  • 少ない営業コストで仕事が受注できる
  • 新しいことに挑戦するリスクが少ない
  • 場所にとらわれない

というメリットがあります。

リンダグラッドンは「ワークシフト」の中で、「仕事はバーチャル化され、希少性が高く、専門性が高い技術を持ったスペシャリストになることが必要になっていく」と述べています。クラウドソーシングがこのシフトおいて重要な位置を占めます。

「クラウドソーシングの衝撃-雇用流動化時代の働き方・雇い方革命」、「ワークシフト」の2冊を読めば世の中の流れの中でクラウドソーシングがどのような意味を持つか掴むことができるので、興味がある方は是非読んでみてください。

個人的にクラウドソーシングをもっと早く流行らせたいという思いもあり、色んな角度から活用を行ってしてみました。

まずは実際に発注者としてクラウドソーシングを使ってみています。自分ではイラストを描けないのですが、LINEのクリエイターズスタンプの波に乗ってみたいという思いがあり、LINEのスタンプの作成をクラウドソーシング経由でお願いしました。自分ではできないことですが、非常に満足のいくスタンプを作ることができました。アイディアと多少のお金さえあれば、特定のスキルが何かを実現する障壁にはなりません。今後も、個人的に活動する際に活用してきたいと考えています。

受注者としても活用しました。エンジニアに転職する前はデータ分析の仕事をしていたので、エンジニアとして活動するのに不安がありました。そのため、クラウドソーシングでエンジニアとしての仕事を受注し、エンジニアとしてやっていけそうかを試してみました。実際にやってみて、教えてもらいながら、勉強しながらであればなんとかやっていけそうだと思い、エンジニアへの転職に踏み切ることができました。クラウドソーシングで受注した経験が今の仕事にもの繋がって役立っています。 

転職する際にはクラウドソーシングに関わっている、うまく活用している会社に入りたいなんて思っていました。今働いているイノーバでは、世界各地に住んでいる1500人以上のライターさんに登録してもらっていて、記事の執筆をお願いしています。

自分は、このクラウドソーシングで以下のような世界を実現したいと考えています。

  • クリエイティブな人が食っていける
  • 様々なライフスタイルを選択できる
  • 社会不適合なスーパーマンが活躍できる

クリエイティブな人が食っていける世界

一つ目は「クリエイティブな人が食っていける」世界です。

「稼ぐのが上手い人しか稼げない」という世の中の状況を変えたい思いがあります。クリエイターとして食べていこうと思ったら、個人に対してファンをたくさんつける必要があります。自分のサイトを持ったり、TwitterやFacebookを活用したりして、ファンをつけなければならないのです。その上でイベントを開催してマネタイズを行う必要があります。ただただ何かを創るのが好きで、価値のある良い作品を生み出し続ける人が稼げないのです。クラウドソーシングではそんな人でも稼げる仕組みが作れます。

クリエイターが食べていくためには、「発信・拡散してファンをつける力」、と「作品を作り上げる力」の二つの力が必要です。現状は、この二つの力を兼ね備えたスーパーなクリエイターさんの一人勝ちになっています。この二つの力を分離させることで、「発信・拡散してファンをつけたい人」と「良い作品を作り上げたい人」のどちらにも活躍の場が生まれます。作品をどう使うか、そこからどんな価値を生み出すのかは、ビジネスを作る人が担当すればいいわけです。クリエイターさんには価値に見合った対価を支払って、ビジネスサイドの人間は、作品の価値に加えて、リスクの分だけ儲けをもらえば良いという構造です。その実現のためには、流動性の高いマーケットが必要になります。その部分をクラウドソーシングが担うことになります。 

自分の知り合いにも、バンドマンや絵描きさん、動画制作を行っている人など、クリエイティブなことをしている人がいますが、皆さん本業ではあまり稼げておらず、「なんだかなぁ」って気持ちになってしまいます。みんなの作る作品がもっと見たいですし、必要としている人も多くいるはずです。必要としている人にちゃんと届けて、みんながクリエイティブなことだけに集中できる仕組みを作り上げたいです。

様々なライフスタイルを選択できる世界

二つ目は「様々なライフスタイルを選択できる」世界です。

現状の世の中では、生活の選択肢として取れるものは「社員として頑張る」、「アルバイトをしながら細々と暮らす」といったものがほとんどだと思います。フリーランスという選択肢もあるけど、日本ではまだ40名に1名程度の割合です。クラウドソーシングは、こういった仕事のあり方に確変を起こす可能性を秘めています。「マーケットに対応した適切な対価が払われる」、「場所と時間にとらわれる必要がない」といった理由からです。

企業の側からすると、人材の流動性が高まることでミスマッチした人を簡単に変えることができ、採用に関するリスクが抑えられます。急に人を増やしたり減らしたりということが可能になります。クラウドソーシングでは、ある程度の共通指標での評価も行われているので、その評価の人に対して「どの程度の金額を支払うべきか?」といったことの見積もりも簡単になります。その結果、専門性やスキルに応じて報酬が決まることになり、優秀な人が高報酬をもらうことができるようになります。

このような変化から、以下のようなライフスタイルが実現可能になってきます。

基本的にはインターネットでのコミュニケーションとアウトプットしか見ないので、小学生やおじいちゃん・おばあちゃんでも関係なく働くことができます。飛び抜けて優秀な子供の可能性や、海千山千の経験を有効に活用できるようになります。

決められたアウトプットさえ出していれば大丈夫なので、週3日働いて、3日間は自分の注力したい活動に力を入れるといったことも可能になります。2ヶ月くらい一気に働いて1ヶ月くらい休んだり勉強したりというライフスタイルも実現できます。

場所に縛られる必要がないので、インターネットさえあれば山の奥地でも、海外でも好きなところに住むことができます。家の中で仕事して、ずっと家族と過ごす事も可能です。

仕事の量を自由にコントロールできるので、必要最小限だけ稼いで、必要なものだけを買って自由に生きる、ミニマムライフと言われる生き方も実践できます。

今のような会社中心の生活にももちろん良いことはたくさんありますが、こんなライフスタイルの選択肢が生まれたら素敵ではないでしょうか?

社会不適合なスーパーマンが活躍できる世界

クラウドソーシングで実現したい世界の三つ目は、「社会不適合なスーパーマンが活躍できる」世界です。

ここでいう社会不適合者とは以下のような人たちのことを指します。

  • コミュニケーションに難がある
  • 睡眠障害で朝起きれない
  • 体が弱くて週5日40時間も働けない
  • とある理由で引きこもってしまった 

社会で働く上で、これらの項目が求められることがほとんどです。

これらの制限によって、価値を生み出せる人の力が発揮できていない現実があります。

アインシュタインは孤高癖があり、科学の探求のためには、家族をかえりみませんでした。サヴァンと言われる人たちは、常人では考えられない能力を持っている代わりにコミュニケーションに関して障害を持っている場合が多いです。自分の世界のアウトプットのことだけを考え、すべての能力を一つのことに全振りしたような人もたまに見かけます。残念なことに、どれだけ素晴らしい能力を持っていたとしても、正しく評価されず、活用しきれていないのが現状です。

現在の世の中で重要な部分を占めるのが、コミュニケーション能力と交渉力です。10倍速で物を作るスーパーなプログラマでも、エンジニアではない人からはただの暗い人に見えます。自分の価値を相対的に評価したり、ビジネス、交渉に関する能力がないばかりに、稼ぐの上手いだけの人にいいように使われたり、活躍の場が与えられないことも多々あります。このような人たちの力が活用されないのは、非常に大きな損失となります。特定ジャンルの特定スキルに関して評価できる仕組みができるようになれば、交渉やコミュニケーションといった能力の重要度が下がり、その分野の問題解決が得意な人が活躍できるようになります。

クラウドソーシングは、コンプレックスから生まれる負のエネルギーの発散先にもなるのではないかと考えています。自分ごとの強い問題間を持っているので、イノベーションを生み出すほどの力になります。

今イノーバでクラウドソーシングに携わっているのも、多くのコンプレックスが影響しています。引きこもりだった時期があったし、睡眠障害朝起きれない時期もありました。もともと体が弱いから週40時間働くのでも結構辛いです。いつ働けなくなるか、いつも不安に感じています。小学校や中学校ではコミュニケーションが苦手でよく仲間外れにされていました。

社会に対する恨みというか、自分はもっとできるはずなのに、どうしてこんなことになったのかという思いがありました。そのときに発散できる場所があれば良かったなぁと感じています。狭いコミュニティ内の中の恣意的な評価ではなく、広い世界の共通指標で評価される仕組みがあれば、そのエネルギーが良い方向に向かったんじゃないかと。

もし同じような境遇に置かれている人が、自分の無力さに打ちひしがれ、社会に羨望と尊敬の目を向けているならと想いをはせる時があります。そんな人たちに「周りの奴らはちょっとばかしコミュニケーションスキルが高かったり、稼ぐのがうまいだけで、活躍できる場所はたくさんある。あなたは、世の中を前に進める力を持っているんだ。」と伝えてあげたいです。そういう人たちが活躍できて、認めてもらえる場所を少しでも早く作りたいなという思いがあります。

クラウドソーシングの可能性を信じている

クラウドソーシングは、IT業界の中ではある程度認知されるようになってきましたが、まだまだ一般の人の認知は低いです。日本では、専門性の高い人にお願いするのではなく、低品質でもいいから安い労働力を確保するために使用されている傾向あります。クラウドソーシングはまだまだ出てきて間もないサービスなので、まだまだブラッシュアップすべきところがたくさんあります。しかし、クラウドソーシングは一時的なバズワードなどではなく、仕事のあり方、人の生き方自体を変えてしまう大きな流れなのです。それが、私がクラウドソーシングにこだわる理由です。

そろそろ、稼ぐのだけがうまい人、世渡りがうまい人だけが勝つ世の中から脱却しませんか?もう少し自由に働けて、暮らしやすい世の中になったら素敵じゃないですか?それを実現するのがクラウドソーシングだと私は信じています。

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著者みどり

ブロガー「◯」、エンジニア「×」

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